皮膚科

皮膚の乾燥やバリア機能の異常が原因で、様々な刺激やアレルギー反応が加わって発生します。特にお子さまに多いですが、大人でも発症することがあります。遺伝的要素・環境要素・生活習慣が複雑に絡み合って発症し、長期の治療が必要な場合もあります。適切な治療を受けることで改善が期待できます。
お一人おひとりに合わせた治療方法を提案し、定期的にアドバイスを行います。

水虫（白癬）は、カビの一種である皮膚糸状菌が皮膚や爪に感染して起こる感染症です。特に足に発生しやすく、足の指の間や爪に感染することがあります。湿気の多い環境を好み、人から人への感染もあります。
適切な治療で治りますが、再発しやすいのが特徴です。再発を防ぐための指導を行いますが、自己判断で治療を中断すると再発や悪化のリスクが高まるため、治療を続けることが大切です。

ウオノメは、通常大人の足の裏や指にできる硬い皮膚病変で、直径5mm～7mm程度の大きさが特徴です。歩行や圧迫により強い痛みを伴います。中心には魚の眼のような芯が見えるため、俗にウオノメと呼ばれます。
一方、タコも同様に皮膚の一部が慢性的な刺激を受けて厚くなる病変ですが、ウオノメと異なり、刺激を受けた箇所全体がやや黄色みを帯びて厚く硬く盛り上がります。ウオノメが主に足の裏に現れるのに対し、タコは足の裏以外でも見られ、生活習慣や職業・個人の癖によって身体の様々な場所にできます。
治療はメスなどで削る角質除去法があります。

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で発生する病気です。水ぼうそうを経験した方は、帯状疱疹を発症する可能性があります。水ぼうそうを経験した後、ウイルスは体内に潜伏し続け、免疫力が低下すると再活性化し、帯状疱疹を引き起こす可能性があります。主に背中や腹部などの特定の部位に現れ、ピリピリとした痛みが始まります。その後に水ぶくれが形成されます。
特に50歳以上の人は発症リスクが高いため、帯状疱疹の予防接種が推奨されています。